2014年10月14日
ふたさと木鶏クラブ 第7回例会
第7回ふたさと木鶏クラブ月例会は参加者6名で、「すえつぐ庵」を会場に開催しました。
資料)致知 2014年10月号
・ふたさと木鶏クラブの理念の唱和
・「大学」を素読する(「経」のみ)伊與田 覺 著
・巻頭の言葉「治に居て、乱を忘れず」牛尾 治朗
・総リード 「夢に挑む」
●「理念」の唱和と「大学」の素読の後、巻頭の言葉・総リードを輪読する。


「治に居て、乱を忘れず」について、これから先に直面している少子高齢化の問題は、東京オリンピック以降の高度成長期に始まった一戸建て住宅と核家族化の浸透とつながっているように思えます。
現在、地域の農業を支えているのは75歳以上の高齢者が多く、彼らは若者がやらないような危険な作業にも取り組んでいます。
ブータン王国の国民総幸福指数が捉えている意味には深い思いが込められていると思われ、日本でも経済最優先の人が求めている、富に乗った状況でのみ感じられる幸福と、十分ではなくても満足して暮らせる幸福とは根本的に異なるのではないかととの意見がありました。
「夢に挑む」では、全身骨格ルーシーの発掘が話題に挙がりました。エジソンの発明の素晴らしさを語る中で、マララ・ユスフザイ氏のノーベル平和賞候補として彼女の存在と発言内容について感心する声が出されました。
また、女性の社会進出における地位向上や、経済的に自立したことによる生活の乱れなどを通して、お金は稼げても人として未成熟が故の稚拙な犯罪の増加を憂う意見が出ました。
エジソンは、五千回の失敗という記者の質問に対し「五千通りの方法・・・」と切り返したところなど、彼の非凡さを讃える声がありました。その中で、ローソクやランプで生活している中で、どのような発想から白熱電球が生まれたのか?という疑問が出ました。
移動用の馬から自動車が発明されたのと類似した発想があったのだろうか?発明された時代に思いを馳せながら楽しい想像談義が膨らみました。
完成された文明には、たくさんの発明の連鎖が必然だったものと結論づけられました。
印象的だったのが、「日本人も英語が話せなければ・・・」との下りで、全国民と受け取らないで必要な者として特化しても良いのでは?との意見でした。
視点の置き所で変化する価値観を見ることができたような一時でした。
